マイクラでFabric系のMODが正常にインストールされている(読み込まれている)かの確認やMODの詳細情報を見ることができたり、Mods画面からMODを入れることができる機能を持った便利なMOD「Mod Menu」の導入方法と使い方を解説していきたいと思います。
Mod Menuの詳細情報
作者 | Prospector, TerraformersMC | |
---|---|---|
Github | github.com/TerraformersMC/ModMenu | |
配布場所 | Modrinth | modrinth.com/mod/modmenu |
CurseForge | curseforge.com/minecraft/mc-mods/modmenu | |
最新バージョン | リリース 3.0.1 (Minecraft 1.18.1) ベータ – | |
マインクラフト 対応バージョン | 1.18.X 1.18 1.18.1 1.17.X 1.17 1.17.1 1.16.X 1.16 1.16.1 1.16.2 1.16.3 1.16.4 1.16.5 1.15.X 1.15 1.15.1 1.15.2 1.14.X 1.14 1.14.1 1.14.2 1.14.3 1.14.4 ※FabricはMinecraft 1.14以降の前提MODなので、1.14以前は対応していません。 色分けの説明: リリース 非対応 | |
前提Mod | Fabric + Fabric API* * MODバージョンが1.14.15以前もしくは1.16.7以降のMod Menuには Fabric API のインストール不要 |
Mod Menuの導入方法
導入方法の対応バージョン | 解説で使用しているバージョン |
---|---|
Minecraft 1.14以降 | 3.0.1 (Minecraft 1.18.1) |
MODバージョンが1.15.0~1.16.6のMod Menuは前提MODとしてFabricAPIが必要なので、先にFabric APIをダウンロードしておきましょう。

マイクラのバージョンではなくMODのバージョンです!ここ注意です!
1.14.15以前もしくは1.16.7以降のMod Menuをインストールする方、すでにFabricAPIをインストール済みの方はインストール不要です。
MODバージョン | Fabric APIの別途インストール |
---|---|
1.16.7以降 (Minecraft 1.16.5~) | 不要 |
1.15.0 – 1.16.6 (Minecraft 1.16.5) | 必要 |
1.14.15以前 (Minecraft 1.14.4~1.16.5) | 不要 |
Mod Menuのダウンロード
まずは、以下のダウンロードサイト(Modrinth)からMODファイルをダウンロードします。

Mod MenuはCurseForgeでもダウンロードできますが、この記事ではModrinthの方を解説します
InternetExplorerでアクセスすると正常にコンテンツが表示されない場合が多々あります。
IEをサポートするサイトは減りつつあるため、後継ブラウザであるMicrosoft Edgeや、Google Chromeなどのモダンブラウザを使うようにしましょう。

ダウンロードサイトに移動したら、MOD名の下にあるタブからVersions
をクリックしてMODファイルのリストに移動します。

リストには各バージョンのMODがファイルに関する情報が載っていますが、最低限チェックする必要がある箇所はVERSION
とMINECRAFT VERSION
です。
NAME | VERSION | MOD LOADER | MINECRAFT VERSION |
---|---|---|---|
各MODファイルの名前 | MODのバージョン | 必要なMODローダー | マインクラフトのバージョン |
STATUS | DOWNLOADS | DATE PUBLISHED | |
MODファイルの状態 (Releaseは正式版、Betaは開発中のバージョンなど) | ダウンロード数 | MODファイルが公開された日時 |
VERSION
でMODのバージョンが新しいものを選んで、MINECRAFT VERSION
でこのMODをインストールしたいマインクラフトのバージョンを確認したら、左側にあるダウンロードアイコンをクリックします。
今回は1.18.1に対応したMod Menuをダウンロードするので、執筆時点での最新バージョン3.0.1をダウンロードします。

JAVAファイル(.jar)や実行ファイル(.exe)をダウンロードするとブラウザによっては「この種類のファイルはデバイスに危害を与える可能性がある」といった内容の警告が出ることがあります。
公式サイトかどうか、安全なサイトからダウンロードしたものかを確認してから保存を選択しましょう。
これでMod Menuのダウンロードは完了です。
Mod Menuのインストール
前提MOD(Fabric)がすでにインストールされていることを前提に解説しています。まだの方はまずFabricをインストールしてください。

まずはマインクラフトがインストールされているフォルダーを開きます。

マインクラフトのデフォルトインストール先は以下の場所にあります。
C:/Users/[Windowsのユーザー名]/AppData/Roaming/.minecraft
しかし、「AppData」フォルダは隠しフォルダになっているので通常はエクスプローラーに表示されません。
いくつか解決法があるのですが、当記事ではマインクラフトのインストールフォルダを直接指定して開く方法を解説します。
まず、キーボードのを押しながらRを入力して、出てきたウィンドウに以下のパスをコピペしてください。

「OK」をクリックすると、マインクラフトがインストールされたフォルダをエクスプローラーで開いてくれます。
まずはマインクラフトがインストールされているフォルダーを開きます。

マインクラフトのデフォルトインストール先は以下の場所にあります。
~/Library/Application Support/minecraft
どこにあるのかわからないときはフォルダを直接指定して開く方法があります。
まずFinderを開いて、キーボードでcommandとshiftを押しながらGを入力するか、Finderのメニューバーから[移動] > [フォルダへ移動]をクリックして、出てきたウィンドウに下記の文字列をコピペしてください。

「移動」をクリックすると、マインクラフトがインストールされたフォルダに移動してくれます。
あとは今開いたフォルダの中に「mods」というフォルダがあるのでそれを開いて・・・

ダウンロードしたMod Menuのjarファイルをドラック&ドロップ(移動orコピー)します。Fabric APIもダウンロードした場合はFabric APIのjarファイルも同じ場所に入れます。
以上でインストールは完了です。お疲れ様でした!
最後にマインクラフトを起動して、正常にインストールされているか確認します。
Mod Menuの導入確認
最後にMod Menuがちゃんと導入されているかを確認してみましょう。
まずは、インストールしたmodsフォルダを読み込むFabricの起動構成を選択してマインクラフトを起動します。

タイトル画面に「Mods」が追加されていたら導入成功です!お疲れ様でした!
Mod Menuの使い方
使い方はMod Menu 3.0.1 (Minecraft 1.18.1)時点の内容をもとに解説しています。一部未翻訳の箇所や、今後のバージョンで削除/追加される場合があります(随時最新バージョンの内容に更新予定)。

「Mods」ボタンをクリックしてMods画面を開くと、左側にはインストールされているMODのリスト、右側にはリストから選択したMODの情報を見ることができます。
画面左側(MOD一覧)の見かたと使い方

画面左側には絞り込みができる検索ボックスと、MOD一覧が表示されています。
MOD一覧から詳細を確認したいMODをクリックすると、画面右側に情報が表示されます。

①は検索ボックスで、インストールされているMODを絞り込んで表示することができます。検索内容はMOD名で、部分一致でマッチします。大文字小文字は区別されません。
例えば「Fabric」と入力すると、MOD名に「Fabric」が含まれるMODだけ一覧に表示されます。
②をクリックすると並び替えと前提MODを一覧に表示するかどうかのボタンが表示されます。
画面右側(MODの詳細情報)の見かた

①「Mod Menu」はMOD名が表示されます。MOD名にカーソルを合わせるとIDも確認できます。
MOD名の右側に表示されているのはどんな種類のMODかを判別できるバッジで、 クライアント はクライアント側で動作するMODという意味。前提MOD は前提MOD、Minecraft はマイクラ本体にバッジが表示されます。
APIなどの前提MOD | クライアント側で動作するMOD | Minecraft本体 |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
その下に表示されている②「v3.0.1」がMODのバージョンです。
さらにその下に表示されている③「制作: Prospector, TerraformersMC」はMOD作者の名前です。複数人の場合はカンマで区切られて表示されます。Mod MenuはProspectorさんとTerraformersMCさんが作られたということですね。
④は、選択されているMODの設定画面に移動することができます。ただしそのMODがこの機能に対応していない場合は表示されません。
⑤「ウェブサイト」はMODのホームページやダウンロードページなどのリンクボタンで、クリックすると既定のブラウザでリンクを開いてくれます。
⑥「バグを報告」はMODのバグ報告ができるページへのリンクボタンで、クリックすると既定のブラウザでリンクを開いてくれます。
⑦はMODの説明文や、ホームページとバグ報告ページ以外のリンク、ライセンス情報、クレジットなどが表示されます。
Mods画面からMODを入れてみる
Mod Menuで追加されたMods画面を開きます。

modsフォルダに入れたいMODが入っているフォルダをエクスプローラー(macOSならFinder)で開き、MODファイルをマイクラ画面にドラッグ&ドロップします(MODファイルは複数まとめてインポートすることも可能)。

するとマイクラ画面に上記画像のようなメッセージ「(和訳)以下のMOD(s)をmodsフォルダにコピーしますか?」という表示が出るので、「はい」をクリックすることでマイクラのmodsフォルダにMODファイルがコピーされます。

右上に「(和訳)コピーが成功したよ!反映するにはマイクラを再起動してね!」といったメッセージが表示されるので、マイクラを再起動しましょう。

「データパックのコピーに失敗しました」といったエラーが出る場合は、すでに同じファイル名のMODがmodsフォルダに入っている可能性があるので確認してみてください。
また、一部のMOD(OptiFineなど)はドラッグ&ドロップしても反応しないことがあります。その場合はこの機能で入れることはできないので、自分でmodsフォルダに入れましょう。
Mod Menuの設定解説
設定はMod Menu 3.0.1 (Minecraft 1.18.1)時点の内容をもとに解説しています。一部未翻訳の箇所や、今後のバージョンで削除/追加される場合があります(随時最新バージョンの内容に更新予定)。

Mod Menuの設定を解説していきます。
特定の設定解説だけ見たい場合は各設定に飛べるリンクを貼ってあります。
表示順 | List | Mods Button | Mod Count |
前提mod | Mod Badges | Easter Eggs | Libraries |
Children | Hidden Mods | Mod Links | Mod License |
Mod Credits |
MOD一覧の並び順を変更できます。
検索ボックスのフィルタリングにある設定と同じです。

MOD一覧の表示量を設定できます。
Standardはアイコン、MOD名、バージョン、MODの説明文が表示されますが、Compactにすると説明文が省略されます。
大量にMODを入れている場合はCompactにしたほうが見やすいですね。

Modsボタンの表示場所を変更できます。
Below RealmsはRealmsボタンの下に、Replace RealmsはRealmsボタンをModsボタンに置き換えて表示、AdjacentはRealmsボタンと並べて表示、IconはRealmsボタンの右にMod Menuのアイコンボタンが表示されます。

読み込まれたMOD数の表示場所を変更できます。
Title Cornerはタイトル左下のテキストに表示、Mods ButtonはModsボタンに表示、Bothはタイトル左下のテキストとModsボタンの両方に表示されます。
Neitherにすると非表示になります。
なお、Mods Buttonの設定をIconにしている場合、この設定をMods ButtonにするとMOD数が表示されなくなります。
前提MODをMods画面のMOD一覧に表示するかどうかの設定です。
検索ボックスのフィルタリングにある設定と同じです。
Showにすると表示、Hiddenにすると非表示になります。
MOD名の横に表示される や
などのバッジを表示するかどうかの設定です。
イースターに関係した機能の設定みたいですが、よくわからなかったので説明は割愛します。
4月4日になるとなにか起こるのかも?
Enabledにすると有効になり、Disabledにすると無効になります。
前提MODを、読み込まれたMOD数にカウントするかどうかの設定です。
Countedにすると前提MODをカウントし、Not Countedにするとカウントしません。
各MODに含まれるモジュールなどを、読み込まれたMOD数にカウントするかどうかの設定です。
Countedにするとモジュールをカウントし、Not Countedにするとカウントしません。
非表示のMODを、読み込まれたMOD数にカウントするかどうかの設定です。
Countedにするとモジュールをカウントし、Not Countedにするとカウントしません。
ホームページやバグ報告ページなどのリンクをMODの詳細情報に表示するかどうかの設定です。
Shownにするとリンク関連のボタンやテキストを表示、Hiddenにすると非表示になります。
MODのライセンス情報をMODの詳細情報に表示するかどうかの設定です。
Shownにするとライセンス情報を表示、Hiddenにすると非表示になります。
MODのクレジットをMODの詳細情報に表示するかどうかの設定です。
Shownにするとクレジットを表示、Hiddenにすると非表示になります。
さいごに
今回はインストールされたMODの詳細情報を確認できる Mod Menu の導入方法と使い方について解説をしました。
MODがちゃんとインストールされているかを確認したり、ネットで調べなくてもウェブサイトやバグ報告ページにすぐに移動できるリンクボタンはなかなか便利だと思いますので、ぜひ使ってみてくださいね。

Mods画面から各MODの設定に移動できるのも便利だと思います。対応MODが増えるといいですね
それでは、良きマイクラライフを!